おいしいごはん

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おいしいごはんはもう食べれなくなった
熱々の味噌汁とホカホカのおこめとか
ポン酢が効いた茄子のおいしいやつも
今はカップラーメンを1人食べる夜

突然だった、あまりにも突然だった
急いで向かった、だけど君はいなかった
家に帰れば合鍵がポストに入ってた
そういえば君の服も全部無くなっていた

僕が悪者でも全然良いから
明後日の旅行の後に振って欲しかった
そんなに呆気なく、冷たくしないでよ
突き放された僕はどうしたらいいの

「愛して、愛されたいの」が口癖だったのに
「結婚したら」なんて話もしてたのに
物語はまだ始まったばかりだったのに
今僕は1人

君はきっともう僕に未練なんかなくて
他のイケメンな彼氏と幸せなんだろう
連絡先なんか全部とっくに消して
僕はいなかったことになってるんだろう

君は花言葉が大好きで
誕生日、記念日はお花を送ってくれたね
コーヒーが苦手だったり、みかんが好きだったり
見れば君を思い出すものが多すぎるんだよ

朝起きれば憂鬱で
昼ご飯も食べられなくて
夜はお酒を飲むしかなくて
ダメになりそうだよ

「愛して、愛されたいの」が口癖だったのに
「結婚したら」なんて話もしてたのに
物語はまだ始まったばかりだったのに
今僕は1人

大好きで仕方なくてずっと思っていたのに
君はそうじゃなかった、僕だけだったんだ
始まってすらない物語だったなんて
寂しいよ、悲しいよ

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